【 花まつり 】
お釈迦様は紀元前6世紀半ばの4月8日に生誕されました。この日には、世界中の仏教徒がお祝いの行事を行います。この行事が花まつりで、ほかにも潅仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、釈尊降誕会などとも呼ばれます。仏教をひらかれたお釈迦さまは、今から約2500年前の、ヒマラヤのふもとルンビニー園でお生まれになりました。その折、甘露の雨が降り注いで身を清めたという言い伝えから、仏教寺院や幼稚園などでは「花まつり」にあたって、生誕の地ルンビニーの花園を模した花御堂(はなみどう)に誕生仏を安置し、上から甘茶を注いでお祝いする行事を行ったりします。お釈迦さまは生まれてすぐに七歩あゆみ、天地をさして「天上天下、唯我独尊 (てんじょうてんげ、ゆいがどくそん)」とおっしゃったと言います。この七歩とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上という迷いの世界(六道)を離れ、仏道の修行を進めていくことをさします。また、お言葉の意味は、「この世で自分が一番偉い」という独善的な意味では決してありません。その真意は、「世界にたった一つしかない私たちひとりひとりの存在は(唯我)、それぞれがかけがえのない尊いいのちである(独尊)」というものです。
当山 安養寺では、毎年4月8日には、本堂正面に花御堂(はなみどう)を設置し
尚、セルフにて甘茶を飲することもできます。AM10:00~15:00
八王子市仏教協会<花まつり>出仕者の集合写真 八王子エルシーにて